今朝は5時半起きで空港へ行って、昨夜バハマ行きの最終便に乗り遅れた新婚さん2組のお見送り。
この便も30分以上出発が遅れ、結局仕事が終わったのは9時半。
帰り道、スーパーで食料を買い込む。
ハマグチも驚きの節約生活を実践しているケチケチゆーこは、ネットであらかじめ調べておいた今週の特売品をもれなくゲットする為に、スーパーを隅々までチェック(笑)
なのになのに、お菓子売り場を横切った時、ふと、スイス製の10粒ぐらいしか入ってないのに1袋$3もするチョコレートを手にとってカートへ・・・。
そう、今日は、お土産を渡すという口実を利用して、Kevinに会うのだ。
2ヶ月近く渡せないままでいたプレゼントだけでは寂しいので、チョコを添えることに。
部屋に戻ったら11時前。
朝ごはんを食べて、ちょっとお昼寝。
15時に起きて、シャワーを浴び、身支度。
Airline Managementのペーパーを書きながら、Kevinのグループプロジェクトのミーティングが終わるのを待つ。
19時前にケイタイが鳴った。
Kevin:今、終わったとこ。1時間ぐらいでそっちに行くね。
その声があまりにも疲れていたので、
ゆーこ:今日のミーティング、お昼からずーっとだったんでしょ?疲れてるなら、そのまま家に帰りなよ。
Kevin:とにかく、今からそっちに向かうから!いいね?
ゆーこ:OK・・・。
で、20時過ぎにまたケイタイが鳴った。
Kevin:Yuko!着いたよ。玄関の外で待ってるから。
ゆーこ:わかった。すぐ降りてくから!
ちょっと待てよ・・・。
一緒に出かけたいけど、バッグを持って出たら、「どっか行こう!」って無理強いするみたいになるしなぁ。
気兼ねなくすぐに帰ってもらえるよう、キーケースとケイタイ、そして日本のお土産を持って、いざ出陣。
毎日のようにメッセンジャーで話してはいたけど、会うのは実に4ヶ月ぶり。
声だけでなく、見るからに疲れてるKevinを見て、ますます申し訳なくなり、トボトボとKevinが腰かけてるベンチへ。
私に気づいたKevinは立ち上がり、両手を広げて待っていてくれた。
でも、こっちまでつられて笑顔になってしまうスマイルは健在で、とりあえず流れに乗ってハグ。
ゆーこ:久しぶりだね。
Kevin:ホント(笑)
ゆーこ:はい。これお土産。それから、ちょっと遅めのバレンタインのチョコ。
Kevin:もーっ。そんな気遣わないでいいのに・・・。
ゆーこ:開けないの?
Kevin:プレゼントをくれた人の前で見るのが苦手なんだ。
ゆーこ:えーっ?そんな人、初めて聞いたわ(笑)
Kevin:帰ってからのお楽しみ♪ねえ、ご飯食べに行かない?
ゆーこ:疲れてるんでしょ?早く家に帰って休みなよ。
Kevin:おごるから。プレゼントのお礼に。それに、めっちゃお腹空いてるし。
ゆーこ:まだプレゼントが何か知らないのに?(笑)おごられるんだったら、行かない。
Kevin:もう、何でYukoはいつもそうなの!?
ゆーこ:だって、そんなつもりでお土産買ってきたんじゃないもん。
Kevin:はい、行くよ!
ゆーこ:えっ、待って。手ぶらで出かけるなんて、バカっぽいやん・・・。カバン取ってくるから、待ってて。
Kevin:全然問題ないじゃん。オレなんか、TシャツにGパンにサンダルだし(笑)ほら、何か食べたいものある?どこのお店がいい?
ゆーこ:うぅっ・・・。Kevin、お腹空いてるんでしょ?奢ってもらうんだし、Kevinの行きたいとこ、どこでもいいよ。
Kevin:ホントにぃ?バーガーキングでも?(笑)
ゆーこ:うん。Kevinの好きなところなら、どこでも♪
Kevin:冗談だよ。じゃあ、また『奴さん』に行こう!
というわけで、Kevinお気に入りの日本食レストランへ。
前回のルンルンお出かけとは全然雰囲気が違う。
次に会う理由が見当たらない。
これが最後のお出かけになってしまうかもと思うと、何を話していいかわからない・・・。
Kevin:Yukoは最近どうしてたの?(ニヤニヤしながら)何かnewsはないの?
ゆーこ:そっち方面は、(アンタのせいで)サッパリだよ(笑)
Kevin:前にさ、どうして恋愛の矢印は違う方向に向くんだろうねって話してたじゃん。
ゆーこ:あははっ。そうだったね。Kevinは?
Kevin:今は、彼女を作ることを考える余裕がない。
この夏に卒業するKevin。
その後、中国でのインターンシップに挑戦したいし、自分のビジネスをやりたいと思ってる。
現在、学部内のビジネスコンテストで2位につけていて、もしKevinのプロジェクトがトップになれば、出資金をもらって実際にビジネスを始められるらしい。
でも、色々な事情があって、すぐに安定した仕事を見つけないといけないというのが現実。
Kevin:忙しくて彼女にかまってあげられる時間もないし、今後どこに住むかもわからないし。そんなの、かわいそうでしょ?オレ、つまんない彼氏にはなりたくないし。
ゆーこ:・・・・・。
厳しい現実に直面しながらも、ワクワクしながら自分のビジネスプランを語るKevin。
やっぱり魅力的なコだなと思うと同時に、私の入るスペースがないのがよくわかった。
2時間ぐらいレストランに居たのかな?
食べ終わって、会計を済ませると、"Let's go!"と言うKevin。
二人とも明日学校もあるし、仕方ないけど、その一言がすごく寂しかった。
帰り、送ってもらう車の中は、もっともっと無口になってしまった。
今までなら、何とか次に会う口実を考えていたのに。
ゆーこ:ゴメンね。今日はつき合わせちゃって。
Kevin:Yukoは”ゴメン”って言い過ぎ(笑)
あっという間に、寮に着いた。
ゆーこ:今日は久しぶりにKevinと出かけれて、すごく嬉しかった。疲れてるのに、ホントありがとうね。体に気をつけて、学校、頑張ってね。
もう次に会うことがないんじゃないかって思えて、言いたいこと全部言って、泣きそうになって、慌てて車を降りようとすると、
Kevin:ちょっと待って!Give me a hug.
アメリカでは、ハグは私の期待するような意味は持たない。
Kevinの方に向き直り、泣き顔がバレないように俯きながらハグ。
ゆーこ:安全運転でね。またね。
自分の好きな人が大変な時になにもしてあげられない自分がちっぽけで悲しかった。
部屋に戻って、電話でお母さんに話を聞いてもらった後、メッセンジャーを立ち上げると、Kevinからメッセージ。
Kevin:I LOVE YOUR GIFT! THANK YOU!!!!!
ゆーこ:気に入ってくれて、嬉しい♪
ゆーこ:2通り遊び方あるのわかった?←何をあげたかは、けいこちゃんとしなちゃんときわちゃんだけの秘密(笑)
Kevin:^_________^
ゆーこ:ねえ。
Kevin:何?
ゆーこ:めっちゃ忙しいのはわかるけど、
Kevin:けど?
ゆーこ:彼女作るのあきらめないでね。
"it's not your business. "って言われるのがこわかったので、"hopefully see you soon! 晩安!"(←中国語でおやすみなさい。)とメッセージを送って、逃げた。
Kevin:oyasumi! ^_^
私が嫌いとかではなく、今はただタイミングが合わないだけであってほしいと思った。
こりゃ、引きずるなぁ・・・。